White ready-built house

2016 Sapporo Hokkaido

DATA
所在地  北海道札幌市
用途   住居
構造規模 木造2階建て
敷地面積 89.25㎡
建築面積 53.50㎡
延床面積 129.47㎡
写真   山内圭吉

 
Location:   Sapporo, Hokkaido, Japan
Type:   House
Structures:  Wood
Site area:   89.25 sqm
Building area:  53.50 sqm
Area:  129.47 sqm

Photographs:  Keikichi Yamauchi

COM 
 札幌市内に建つこの住宅は「建売住宅」である。当然、クライアントは住人ではなく、住人となるであろう仮想の住人(家族)に対して設計する事になる。そこには家に対する特別な「思い」や特徴的な「要望」もなく、敷地もやや狭小地ということを除けば至って普通の住宅である。想定した住人は夫婦2人の4人家族、これもありがちな条件かも知れない。
 構造は木造、敷地がやや狭いため3階建てで計画された。1階はカーポートと玄関と寝室、家族の生活の中心となるリビング、ダイニング、キッチン、水回りは中間の階である2階に設けられ、3階にはリビングの吹抜けに面して子供室が2部屋設けられた。キッチン上部にはロフト空間があり、買主の要望により子供室を大きくしたり、あるいは新たに1部屋増やす事も出来る。
 設計といういろいろな条件の中から特徴的な敷地条件やクライアントの思いや要望を拾い上げ、それらを「形」へと置き換えて行く作業と言える。拾い上げるものがない時に、今まで意識的に避けてきた「普通」や「一般解」が設計の拠り所となったことは経験として面白い。